フリーターくん編
○MYベストシーン
家を、護るンだろ!?
○家庭を守るために…
ビッグコミックスピリッツの人気作品!
闇金ウシジマくんの7~9巻に収録。
フリーターの若者がメインテーマのお話ですが、
今回はフリーターくんの母親に注目。
新興株に手を出し家庭崩壊を引き起こす人物です…
○銀行は金持ち以外は客と思ってないんですよ
住宅ローンは利息のほうが先に充当されるので、
10年払っても元金は二割くらいしか減ってかないもんなんですよ
株に失敗し、住宅ローンの滞納により家を手放すことになる。
しかし安値で見積もられ、新築購入時の価格とは値段が全く折り合わず。
新築なんて3割増しの御祝儀価格で買わされているものだとか…
そして家を売却しても数百万円以上の
残債務が残ると告げられ、驚愕する。
銀行は家の担保価値が下がるリスクを借りてに全て押し付ける。
アメリカのノンリコースローンのように家を取られたら全ておしまいではなく、
日本は家が取られたうえでも残債務が残るリコースローンが主流。
なので悲惨なことになりやすい…
範囲以上の返済義務を負わなければならないのは本当に怖い…
○明らか悪役なウシジマくん
今回の話では丑嶋は完全な悪魔です。
作品的にダークヒーロー扱いですが今作は極悪です。
徹底的に一家を不幸のどん底に落としています。
しかしそんな不幸のどん底に落としているにも関わらず、
フリーターくんの母親からは
親身にお世話になっていると評価されている。
家も貯金も
すべて奪ったのにな(゜∇゜)
誰にも相手にされなくなった親父と母さんは、
丑嶋の甘い嘘にすがっている。
株も丑嶋が勧めなければ最小限の損切りで済んだ。
親身に相談に乗ってくれると言っても、
自己破産の手配、公団の入居手続きなどちょっとした相談のみを引き受ける。
株の購入、家の売却、資産の差し押さえなどいろんな人物を紹介していたが、
すべて丑嶋の息が掛かった人物達によりやられているのにな…
最近の闇金は親身で丁寧なタイプが増えているらしい。
確実に利息を払い続ける優良顧客を獲得するのが大切なんだとか…
今回の丑嶋の手口は、
銀行、証券会社と表面上は同じくらい親身だ。
だがそれは表面上であり、
言いなりになっていると全部持っていかれてしまうのだろうね…
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