どうやらここは映画の中の世界らしい
○MYベストシーン
本当に一番怖いことは、いろんなことを忘れていくのに、
それが気にならなくなっていくことなんです。
クレヨンしんちゃん劇場映画シリーズ第12作目。
春日部防衛隊、野原一家が西部映画の中にスリップしてしまう当作品。
タイトルの通り、春日部防衛隊の5人が活躍する作品で…
昔から大好きな作品だッ!
特にヒロイン、つばきとしんのすけの関係は何度見てもせつなくなるッ!
子供の頃からなんとも言えない気持ちになるけど、何度も見たくなる作品。
そして大人になって改めて見直したわけなのだが、
上記の言葉がとにかく深く突き刺さってきた。
時間の止まった映画の世界で代り映えのない生活を続ける
ただただ思考を停止させて日々を淡々と過ごしていく…
同じ時間、同じことを繰り返しているのに何の疑いも持たない…
社会人になりボクも毎日、同じ時間に起き、同じ電車の同じ車両に乗る。
そして同じ職場の席に着き、何の疑いも持たずに同じ仕事をこなしている…
本作は進行することを忘れた映画内が舞台であったが、ボクの現実も同じ。
現状を変えたいという思いを忘れ、無意識的にただ日々を生きている
映画の物語を進行させエンディングを迎えるため行動する野原一家と春日部防衛隊。
ボクも社会人になったばかりの頃はセミリタイアという出口を設定していた。
しかし最近までその出口に向かうための努力も怠っている。
一年目と比べると支出は大きく増えている…
そもそもその出口に向かうことすら忘れていた…
そしてそれが気にならなくなっていたことに恐怖した
再確認する必要があるなと気づかせてくれた一作である。
○総評
Aランク
大人になって新たな一面から考えさせてくれた。
そして本作のテーマである友情も素晴らしいッ!
個人的にクレしん映画では上位作品だ。
ちなみに冒頭で春日部防衛隊がやっているリアルおにごっこ
(追う側:離婚届に判が欲しい嫁 逃げる側:離婚を回避しようと嫁を説得する夫)
追う側も逃げる側もリアルな演技をするこのおにごっこは…楽しそうだ(゚∀゚)!
機会があればやってみたいッ!
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