時間を意識しろ!
○MYベストシーン
命の有限性を意識したとき、自分に残されている命=時間を、
どんな活動にどう配分するかを考える。
時間は命のカケラなのだ。
○時間という貴重な資源
慶応義塾大学の准教授をされておられるジョン・キムさん著書。
冒険に出ようにて紹介されていたので手にとってみました。
時間こそ最も貴重な資源である。
生まれて死ぬまでいつ枯渇してしまうか分からない厄介な資源。
集中により時間、人生の濃度をいかに高めるのか提案されておりす。
○頑張るに値することかを問う
ただ我慢して仕事をこなすのではなく、
自らの成長との関係で意味づける。
やらされた感を減らし、環境を自分でつくりあげる。
若いうちは自分がやりたいことより、
やらされることに費やす時間のほうが長くなりがち。
そして単純な作業にワクワク感、やりがいを見い出せない。
しかし自分が価値のある仕事をしていると
理解していればそう感じないのかも知れない。
新社会人となる僕は「なぜこの仕事をこなしているのか?」について疑問を持ち、
自分なりの答えを見つけていくことが一つの課題かなと感じました。
仕事の本質をつかめれば、どこに集中して、
どこは手を抜いてもいいのかも把握することができるしね(^ω^)
そこまでしても仕事に価値をみいだせない場合は、
自分に合わなかったと別の環境を探せばいいんだからね。
○上司に警戒される新入社員たれ
何にでも反発する社員というわけではなく、
自分の意見を出す場と我慢する場のメリハリが大切。
ただのイェスマンではなく、肝心なところでキッチリ信念を通す。
希少価値により大きな存在感を示せるか。
内側にあるものを全部出しきる人には何も残らず、余裕が生まれない。
新入だからといって萎縮しすぎるのはよくなさそうだ…
社会人の地位確立って難しい…┐(´д`)┌
○当たり前のラインを上げる
いまの自分の常識にとらわれてはいけない。
そして周囲の目にとらわれてもいけない。挑戦は未来の自分の可能性に対するエール。
目指すは、挑戦の常態化なのだ。
周囲からの批判でなかなか挑戦できないことがある。
しかし短期的な批判を問題にしない。
夢に向かう為の短期目標を掲げ、常に挑戦を続ける
力強い一文に共感を受けました(`・ω・´)
○幸福を追いかける無限スパイラルは疲れる
幸福は、目標達成を目指して努力する今日にある。
今日の不幸、その我慢が明日の幸福をもたらすという代替的な考えをやめる。
今日が幸福だから、明日も幸福なのだという補完関係の考えへシフトする。
時間は有限だ。幸福を未来にすえるのはリスクがある。
それは理解できるのだが、犠牲(不幸)な時間というものは必ず必要だと思う。
努力し、成長するからこそ幸福的な感情は勝ち取れる。
ただその犠牲を不幸な時間だったと判断するのは自分。
幸福は結果でなく、最善を尽くし納得できれば得られるものなのでしょうね。
結果に拘ること、ひたすら幸福を求め続け犠牲を強いる生活は疲れる。
○他者の同調を求める人間は弱い
自分が本当にやりたいと思うのならば、他者を説得する必要はない。
他者に承認されないと不安になるようなことならば行うに値しない。
自身のやりたいという感覚がすべての根拠で、他者の認定はいらない。
つい他人の目を気にして同調や同情を求めてしまう。
自分の信念と他者の意見との狭間で苦悩するのであれば、
自分の信念を貫ける強い人間でありたい。
その信念がズレていないか要チェックが必要だけどね…
○総評
Cランク
後半から「時間」というより自己啓発の概念が強かった。
仏教や7つの習慣とモロかぶりだったので目を通すくらいでしたが、
文字も大きく読みやすい本でした。
短時間で一冊読むのには適しています。
ただ具体的な部分はあまり示しておらず、説得力に欠けるかなと感じました。
書いてあることには納得なんですが、この作者らしい主張がイマイチ…
タイトル通り「時間」に特化して主張して頂きたかった。
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