お金とは単なる価値の記号だ
○MYベストシーン
銀行員にとって、お金は単なる記号にすぎない。
生活を便利にするための単なる通行手形である。
お金の貯まらない人ほど、紙幣に対して過大評価する。
○概要やいきさつ
作者はアセットライフマネジメントの代表取締役、長岐隆弘さん。
メガバンク行員を経験したマネー戦略プロデューサー
発売されてすぐにアマゾンにて見つけていた一冊だったのですが、
書店や図書館では見かけず個人的にレアな一冊でした(゚Д゚)
関東にきてやっと手に取る機会がやってきた…
黙ってアマゾンでポチればええのに…
○銀行が売っているのはあくまで「商品」
自分達の銀行が儲かるこそ、
あなたに買ってほしいと思っているのです。あなたのお金を増やすことは彼らにとって二の次。
コレは常に意識しておくべきこと。
どんな企業も利益を出すことを目的に事業を行っているんだから…
○個人が株式投資を行うことは以前より難しい
株式投資では、動かすお金が大きければ大きいほど
有利に取引を行える局面がある。プロの機関投資家は一度に数十億~数百億円という大金を動かします。
それと同じ舞台で個人が数万、数十万で勝ち続けることは難しい。
まぁマネーゲームだからね。
多額のお金を動かせる者が有利なのは仕方がない…
そして最近主流の人口知能システムトレーディング
個人でも売買の設定をすれば自動売買は可能だけど、
一秒に数百回同時取引可能なシステムには敵わない…
タイミングを掴んで相場に乗っかるしかないのか(‘A`)
大きな流れに乗るタイミングが大切かな
○オフショア口座
海外に所在している銀行にある口座、オフショア口座。
税制上の優遇を受ける「金融特別区」にある銀行口座。
一時期有名だったネットバンク可能なHSBC
これがオフショア口座だったのだと初めて知りました。
2年ほど前にテレビで香港、
シンガポールに銀行口座を作るためのツアーが取り上げられていた。
そのときは絶対に怪しいのに資産を移動させて大丈夫なのかと感じていましたが、
貯蓄口座より効率よく資産形成するのなら
オフショア口座の存在は知っておくべきかもね。
だがリスクは高いと思うけどなー(゜∇゜)
○現金・土地・株の3つの分散投資
自分の持つ財産を異なる性質を持つ資産に3つ分け、
投資(保有)するというポートフォリオ理論。この資産の分散に「時間」「種類」の分散がある。
リーマンショックのような大きな流れでは基本的な分散投資では分散効果が低い。
時間の分散によりオフショア商品など長い期間積み立て福利で回す。
後になって稼げる、短期で稼げるの分散を意識するのは大切だと感じました(`・ω・´)
ただオフショアは海外運用ファンドへの投資。
オフショア口座からの購入、独立運用会社の多さなどハードル高い。
運用実績の良い歴史ある会社でもあっさりこけるときはこけるからなー
○総評
Bランク
信託などはボッタクリだと知っていたので驚きは少なめ。
お金に関する心構えなども同様。
もう当分、お金関係の本はいいかな…
ただ知らない内に手に取ってんだけど…
正直、書いてあることはどれも同じような内容に感じてきた。
ただ銀行員というお金に対してドライな見方は新鮮であった。
人生の前半は、人生の時間を売って他人からお金をもらう。
人生の後半は、他人の時間を買って自分のお金を支払う。
時間とお金の反比例は面白い考え方だと感じました(^ω^)
たいていの人は使われる側なんですけどねー(‘A`)
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