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日本の「労働」はなぜ違法がまかり通るのか?

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この国の労働法を知ろう!

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○MYベストシーン

なぜ違法がまかり通るのか?
本気で自由主義社会・市民社会の意味を考えたことはあるだろうか?


この社会では、権利の選択も、行使も、
実現も、すべて自分自身が行う。
それらの結果は、まさに「自由」である。
争う気概のある人とそうでない人とで、
大きな差が出てくる

労働相談活動を行われているNPO法人「POSSE」
創設者の今野晴貴さん著書。

ブラック企業の悪徳手法、
労働者の不幸自慢を淡々と紹介するのではなく、
労働法の存在意義、労働組合のあり方などがメイン。

この本からつくづく思い知らされたのは、
労働者側と使用者側の交渉力が大崩壊していたという事実。

労働システムは、労働者側の交渉と使用者側の妥協で形成されていた。

安定して生きていくための労働者側のイニシアティブが
雇用システム誕生の原点。

しかし、労働者(労働組合)の交渉力の弱体化から、
使用者側からの命令(配置転換、サビ残)が横行し始める。

海外のような自分の職務単位で給与が決まるわけではないので、
労働者がどれだけ企業の命令を自発的に受容するかで評価される。

就活でも重視されるのは「意欲」と「態度」だもんな…

日本の労働契約じゃ総合職採用されたら命令に従うしかないもんね。

低賃金、低福祉、高命令という労働者が不利な状況。

不必要だと判断されたら配置転換命令による
追い出し部屋、いじめで辞めさせる。

生きるためには、どんな命令も受け入れる姿勢のアピールが大切となるわけか…

若者は年功評価で頑張るのではなく、
自分を商品として売り込まないと生きていけないから頑張る…
今の企業別労働組合の力で命令権に対する交渉を
進められるかが重要となりそうだ

そりゃ日本企業がブラック企業だらけになるわけだ( ´ー`)

就活中にブラック企業を見抜くコツの特集を見ていたけど、
そもそもブラック企業の横行を取り締まれないから
自分で避ける努力が必要な訳で…

分かっていたことだけど、
経営者は一人の労働者が過労死してもすぐ別の労働力を買ってくる

関係はあくまでも一時的なものだから使い捨てが当たり前。

この考え方だけは常に頭の片隅に置いておかないと、
もしものときに慌てふためくことになりそうだよね。

僕らの世代は安定雇用なんて幻やったんや…

そして安部政権の進めようとする准正社員についての意見に納得。
正社員へのステップと位置づけた社員では企業内社員の格差は埋まらない。

それに正社員になるためにサビ残や命令への服従をよぎなくされる。

やはり非正規を救うのであれば、仕事別に賃金を分けて、
全員が社員を名乗れるような仕組みでないといけないですよね(`・ω・´)

仕事に、企業に殺されてしまう

そうならないように自分にとって何がストレスになるのか?
を前もって、考えておく必要があるなと感じました。

一時的な感情で辞めてしまうのは損だからね。
自分の我慢値を決めて企業に殺されない内に身を引きたい…

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この記事を書いた人

2011年から大好きなゲームから旅行に読書などを雑に記録。チラシの裏にでも書いておけな記事が多い。

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