近くて遠い、ふたりの恋
○MYベストシーン
若さとは急ぐこと
スプーン一杯の砂糖が溶けるのも待てないくらい
後悔の苦さは何かをした証
○たまこまーけっとの劇場版?
たまこまーけっとの劇場版作品。
アニメ版のその後のお話となるのだが…
アニメ版の延長作品というわけではない
アニメ版は言葉を話す鳥デラとの出会いから、
少し不思議な日常生活が始まるという日常コメディ。
しかし本作はデラは(ほぼ)出てこない。
(アニメでも後半はデラが空気となっていたが)
そしてタイトルにあるようにラブコメとなっている。
○アニメ版ではことごとく邪魔されたもち蔵
アニメ本編の主人公がたまこなら
本作の主人公は幼馴染みのもち蔵。
アニメ本編でもたまこへの思いを伝えようとしていたもち蔵。
だがことごとく邪魔された(`・ω・´)
主にみどりからだけど
しかし己のヘタレな部分あって伝えられなかったこと。
高3の進路決めという人生の分岐点
ましてや東京の大学進学を希望するもち蔵。
一年後には今とは全く変わった生活をしている。
お向かい同士だったたまことも離れる。
今たまこへの思いを伝えないと絶対に後悔する。
○変わらないものを大切にしたいたまこ
しかしたまこは幼くして母を亡くした経験もあり、
あまり変化を求めない子
生まれ育った商店街を愛し、実家の餅屋を愛する。
進路も実家を継ぐと決めている。
よく出来た娘さんに育ったとおじさんは思う
そしてもち蔵との関係に関しても…。
○その選択が辛いのにもち蔵イケメン
案の定、告白後のもち蔵に対してギクシャクするたまこ。
好きな子がよそよそしくなる悲しさ
そして大事な大会前に集中できなくしてしまったこと
そんなたまこを見ていられずもち蔵が選んだ選択は、
告白を無かったことにすること。
男として一度言ったことをなかったことにするのは
無責任でサイテーだと思われるかもしれない。
しかし彼女のためにならないのならなかったことにする
自分の気持ちには蓋をしてしまう。一生かけてでも…
本当に優しい選択だと思う。
そして自身に対しては辛い選択だと思うのだ。
僕はこんなことできなかったな…(‘A`)
相手の気持ちを第一に考えたいとは思っていても、
つい言いたいことぶつけ自分だけスッキリしようとしてしまう…
もち蔵のイケメンさに感服したね。
○総評
Bランク
ただのアニメ本編の延長でなく一本の作品として
たまこともち蔵の関係を描いた本作。
他にも描けた部分が沢山あるはずなのに
シンプルにそこだけに集中できたのは良かった。
(恋愛中は視野が狭くなるからなッ!)
そしてもち蔵のモンモンとした気持ち。
これは男のほうが楽しめる作品かなと思ったかな。
コメント