2020年8月:読み込み速度高速化テスト中

PSVITA FLOWERS -Le volume sur printemps-(春篇)

Pocket

花の頁

目次

○MYベストシーン

マユリ

…馬鹿だなぁ、蘇芳は。
いいかい、本当に駄目なやつに友達なんて作れるもんか
蘇芳は愛されているんだ。
愛されているやつが失敗作な訳がない。
ねぇ、蘇芳。怖いのなら…
私を見て、私だけを見て演奏するんだ。

○芸術的なゲーム「FLOWERS」

ずっと遊びたかった作品 第2位ッ!
(第3位はコチラ)

ずっと気になっていた作品…
ずっと気になっていたゲームジャンルっ!

百合

百合系ミステリィアドベンチャー(゚∀゚)

一般向け(全年齢対応)の作品だが苦手な人は注意。
だけど一言だけ忠告しておくッ!

簡単にブラウザバックしていいのかな( ̄ー ̄)

このゲームの真のジャンル…それは…

芸術だッ(゚Д゚)!

○芸術的な成長劇

芸術

舞台は全寮制のミッション系女学院
いいとこのお嬢様が集う花園である。

マユリと蘇芳

そんな学院に通うこととなった主人公、白羽 蘇芳
心に傷を負って以来家族以外の者と交流することがなかった彼女。

人付き合いは苦手だが、人間嫌いと言うわけではない。
むしろ友人を作りたいと思う気持ちは人一倍強い

だからこそ三人一組で共同生活をする
アミティエ制度のある学院へ自ら編入してきたのだ。

過去の蘇芳

しかし過去の傷によりネガティブになり易い蘇芳。

苺と林檎

自分に自信がない所為で悪い方へ思い込んでしまった。
私は内気で落ち込みやすいし、自分に甘いダメな人間だと思う。
だからみんなに無知だとか無能だとか言われても頷くしかない。
でもダメだとか下手だとかは皆が決めることだけど、
無理かどうかは自分で決める。私は。

さらにうまく言葉がでてこないコミュ障な蘇芳に
感情移入しまくりでひたすら応援したくなる。

繊細な蘇芳の心情描写と成長劇は芸術的だ。

○芸術的な三角関係

アミティエ

繊細な心情描写は蘇芳だけではない

アミティエ

彼女と共同生活するアミティエの二人。

マユリさん

向けてくれる愛情を厚意でなく好意として、
いつしか受け取るようになっていたんだ。私は。

社交的な匂坂マユリにも心中には影があり、

激情の立花

姑息にもそれは、彼女と彼女らと関係が壊れない方法。
打算とも取れる思考を巡らしていることに自分自身、
私はこれほど厭な女だったのかと悪心を抱いた。

嫉妬の炎を抑えられない花菱立花まで…

冷たい目

みんな仲良くな「きららキャラット」的なゆるさナシっ!

少女たちの恋愛と青春は芸術的と言わざるを得ないッ!

○芸術的なミステリー

ミステリーADV

この言葉はラテン語で「私は生きている」の直説法完了の
「私は生きることを終えた」という意味になるの。

本作は、百合系ミステリィ・アドベンチャーゲーム

少し不思議な謎が学院の中で起こる。
それを紐解いていくのだが…

これが結構、難しいので注意(゚Д゚)

選択式なので総当りで挑めば詰まることはない。
だが推理するにはあらゆる知識が必要。

確かに物語の中にヒントが散りばめられているのだが
そのヒントを元にさらにググってやっと推理が可能となる。

芸術的なミステリィー

文学的な面から雑学的な部分まで。

ゲーム作品としては珍しい芸術的なミステリーで
本格的に推理するのには骨が折れるだろう。

○芸術的な世界観の広がり

本作は全四部作構成の中の一作品目。
「春」が来れば「夏」が訪れるのは必然なのである。

八重垣えりか

…「何か佳い物語があってそれを語る相手がいる。
それだけで人生は捨てたものじゃない」
わけを話してみろよ。解決してやる気はないが、
こういうのは古来から人に話せばすっきりするらしいぜ

次作「夏偏」で主人公を勤める八重垣えりか

八代 譲葉

誰でも言いたくないことはあるものだ。
口を閉ざしていいのだよ。

そして三作目の「秋偏」では先輩である八代 譲葉

本作ではサブとして登場していたキャラ達。
しかし巡る季節ごとにそれぞれの心情が掘り下げられ深みを増していく。

そして「FLOWERS」という作品もどんどん広がっていく…

季節を重ねることで見えてくる手法はまさに芸術的ッ!

○総評

貴女はマユリ

Sランク

文句なしの芸術的な面白さッ!

Fateは文学(ボクは未プレイだが)
CLANNADは人生

その次にFLOWERSは芸術と言いたい。
(AIRが芸術枠で有名だけど)

前途の通りFLOWERSは全四部作。

なので本作は導入部分に当たるわけだが…

諦めの蘇芳

私は自分ではなく、彼女を案じた。
私と似た傷を持つ貴女、きっと離ればなれになった貴女も、
私と同じ苦しみを感じているでしょう。ごめんなさい。

最後の最後で衝撃の展開が待ち受けているッ!

四部全て遊んでみないと「FLOWERS」という作品の評価はできない。
しかし本作はひとつの作品としても素晴しい一作目であった。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

2011年から大好きなゲームから旅行に読書などを雑に記録。チラシの裏にでも書いておけな記事が多い。

コメント

コメントする

目次
閉じる