こんな大掛かりな仕掛けを作る金があるのなら、
その金で殺し屋でも雇えば…
それは本格推理の場では、言ってはいけないことだろうな。
松田翔太さん主演でドラマ化もされた当作品。
古き良き本格派ミステリーをテーマにした短編集なのですが…
ミステリーってか
コメディだね(゜∇゜)
登場人物は自身が作品のキャラだと知っていて、メタ発言満載!
「密室トリックなどくだらない」と名探偵が言い出す始末。
この作品の面白い所は、登場人物達のグチでしょうね。
名探偵も、おとぼけ刑事も、はたまた犯人役だって…
僕たち三次元読者を楽しませることに苦労している。
最近では、本格ミステリーが話題にならないご時世。
難しい科学的な仕組みを扱った作品が多いですよね。
目新しい驚きを創造するのに著者も苦労しています。
やはり時代の流れと共に読者の期待が
高まっていくことは恐ろしいなと…( ;∀;)
なんでも人気がでてバージョンを積み重ねるごとに、
期待感が高すぎて駄作扱いされるからね…(‘A`)
よく見る本格推理のお約束を
笑い飛ばしてくれる作品でした(^ω^)
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