好きっていう感情は積極的なもの
目次
○MYベストシーン
好きなものに飽きたり、好きなものを嫌いになったりするのって
つらいじゃないですか。つまらないじゃないですか。
普通なら、十、嫌いになるだけのところを、十、好きだった分、
二十、嫌いになったみたいな気分になるじゃないですか。
そういうのって凹みますよ
西尾維新の『化物語』の第二話、まよいマイマイより。
八九寺真宵を扱ったストーリーだ。
八九寺の両親は仲のいい夫婦だった。
結婚以前の恋人時代なんて、もうラブラブ絶頂だったらしい。
しかし八九寺は仲良くしている両親を見たことがない。
いつも、喧嘩ばかりしていた
そんな両親を見て育った八九寺。
だが幼い八九寺にとって家族というのは…
一緒にいるのが当たり前だと思い込んでいた
しかし喧嘩すれば、嫌いになるというほうが当たり前…
好きのウェイトが前のめりにかかっているからこそ
反対側も触れた時の反動は…大きいものとなる…
人間なんだから、口論もすれば喧嘩もします。
噛みついたり、噛みつかれたり、好きになったり、嫌いになったり、
そんなこと、当たり前なんですよね。
だから好きなものを好きでい続けるために、本当はもっと、頑張らなくちゃいけなかったんですよね。
わたし達が持つ好きっていう感情は、本来、すごく積極的なものではないですか。
好きであり続けるというのは頑張って努力し続ける必要がある。
好きという感情が消えてなくならないような努力が…
全てのことを好きであり続ける必要はないと思う。
飽きたり、合わないと感じたことに見切りを付けることは重要だ。
しかし…本当に大切だと思ったことは…
努力して好きという感情を維持することが大切なのだろう。
コメント