成熟した人間とは?
○MYベストシーン
品を保つというのは、一人で人生を戦うことなのだろう。
自分を失わず、誰とでも穏やかに心を開いて会話をする。
相手と同感するところと、拒否すべき点とを明確に見極め流されない。
大学図書館で推薦されていたので読んでみました。
タイトル的にも関心を持ちましたのでね(^ω^)
それで読んでみたんですが…
結局、人間にとって成熟ってなんなんだ( ゚д゚ )
なんというかドライなおばあちゃんの考え集的な感じで、
話にまとまりがなくて著者の考え方の核心がよく分からなかった…
・人生を空しく感じるのは目的を持たない状況だから・諦めるポイントを見つけてきっぱり諦める
・極端な悪と善が世界に存在していると思わない
・他人が自分の不運の原因だとしない
・謙虚で感謝の気持ちを忘れない
そうだなと共感できる部分は多いです。
けど人間としての成熟について著者の核となる主張がない。
正直、読み終えてコレで終わりか(゚Д゚)って感じざるを得ない。
でもまぁ著者のドライな考え方には納得できます。
特に東日本震災後の「絆」ブームの意見がとても辛い
絆とは与えられることでもあるが、与える覚悟が必要。
相手のために時間を割き、金を出し、労働し…
悪い運命をも引き受ける覚悟を有することだ。
綺麗ごとを言えるかが人間として成熟しているのかの基準ではない。
自分の命がかわいく、
不利益になることは勘弁って考えはやっぱり捨てられないよね(-o-;)
善だけの行為、純粋すぎる生き方なんて
できないもんだって、開き直るのは大切ですよね。
ただ下の部分だけはさとり世代の僕は反論したい。
最近の若者たちは人生で大きな失敗の危険を決してしない。
私は失敗したズタズタな人生を覚悟し、賭けてみようと思っていた。
残念ながら僕らはデフレをずっと経験した世代。
物が溢れ、常に競争の激しい環境で育ってきたのだ。
情報も簡単に手に入り、冒険する世界が狭き門だってことを知ってしまう…
そりゃ簡単に好きなモノで生きようなんて冒険はしませんよ(‘A`)
失敗後のリカバリーも大困難だからな!
こういう著者の経験した時代と今の時代とのギャップを書かれて説教されてもな…
高齢者の昔自慢に感じて、気持ちが醒めました(‘A`)
僕、人間として未熟だからな(・◇・)
小さい。人間として本当に器が小っさいぞー
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