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大人のための図鑑 毒と薬

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すべての毒は薬になる

目次

○MYベストシーン

毒と薬

普遍的に毒であるもの、薬であるものはなく、
使い方によってどちらにもなりえる。
毒と薬は不可分な関係にある。
薬について知るためにはまず、毒を知ることが必要。

○毒は身近な存在

薬師を題材とした薬屋のひとりごとを読んでいて、
毒に興味を持ったので手に取ってみたのですが…

あらゆる物質は多かれ少なかれ毒性を持っている

水は成人男性で10~20L
塩は大さじ2杯強を一度に摂るだけで命に係わる。

ボク達が生きていくために不可欠なモノが毒に変わるというのが面白い…

カフェインの摂りすぎで急性中毒を引き起こすことは
よくテレビや新聞で報道されていたが水や塩にも気を付けたい…

○兵器としての毒

毒ガス島などにも訪れていたので、生物化学兵器の項目は特に興味深い。

神経剤

毒ガスを空気中に拡散すれば大変なことになる。

サリンを東京の上空で7tまけば、
山手線内の人間と動物はすべて死に絶える

仮にまかれたとしても無味無色無臭で人が気づくことはない…

神経伝達物質の機能が阻害され、筋肉が縮小したまま戻らない。
そして痙攣を起こし、呼吸できなくなり、死に至る…

主なサリン、VX、タブンなど神経ガスの決め手は、
ワクチンも治療法もないというのが本当に恐ろしい…

糜爛剤(びらんざい)

皮膚をただれさせる効果がある毒。

主にマスタードガス(イペリット)

細胞分裂を阻害し、タンパク質やDNAの構造を変化させる…

その結果としてガンを発症する恐れがある。

強い毒性を持つにもかかわらず、ガスにさらされても痛みがない。

気づかないうちに内からジワジワと死に至るとか怖すぎる…

窒息剤

主に第一次世界大戦で使われた塩素ガス

黄緑色で空気より重いらしいが、1日で2万人もの死傷者を出した…

肺を攻撃し、肺炎や肺水腫を引き起こすとのこと。
瞬間的に呼吸困難を引き起こし、ピンク色の泡を吐いて死にいたる…

血液剤

主に青酸カリ
血液に入り、臓器細胞を低酸素状態にして壊死させ、死に至らしめる…

よく小説や映画などの毒殺、暗殺で有名な青酸カリ。

その仕組みが呼吸しているのに酸素を運ぶ機能を阻害され、
酸素が巡らなくなり死に至るということを初めて知った。

○薬の仕組み

そして体に良いとされるものが薬。

しかし薬だって人間に悪影響を及ぼすこともある…
特に興味深かった薬が下記の2つ。

サリドマイド剤

天使と悪魔の二面性を持つ薬

鎮静、睡眠薬、妊婦のつわりの吐き気緩和など天使の側面。
胎児の奇形を誘発する催奇性という悪魔の側面。

サリドマイド胎芽病として製造中止となった。

しかし一方で数々の難病の特効薬として再度脚光を浴びている。

催奇性へのリスクはなくなっていないけど、
多くの人命を救う可能性があり再評価されているのは面白い。

ステロイド剤

湿疹やかぶれ、アレルギーなどでボクもお世話になっている薬。
人間に備わっている炎症を起こす働きを阻害し、免疫反応を抑える。

ステロイド剤を使えば数日で治ったかのように見える…

しかしそれは炎症反応を一時的に停止させているだけ。
勝手に使用をやめるとリバウンドして症状が悪化してしまう。

ステロイド剤は強力なモノから少しずつ弱いモノへ切り替えていくけど、
つい勝手にもう大丈夫だろうと判断してしまっていた…

ちゃんと医師の判断のもと、治療を進めていきたい。

○総評

Aランク

身近な毒や薬を本当に分かりやすく紹介してくれる。
浅く、広く知れる面白い図鑑でした。

そして個人的にグサっときたのが…

薬は必要な最低限の量がある。
これよりも少なければそもそも飲んでも無駄

薬が少なくなってきたら症状も軽いのでと量をケチりだすボク…
もしかしたら全然、意味ない飲み方だったようだ!笑

プラシーボ効果で薬が効いたと勘違いしていただけ…

薬は治すために飲むのだからちゃんと処方量を守っていきたいと思う。

この記事を書いた人

2011年から大好きなゲームから旅行に読書などを雑に記録。チラシの裏にでも書いておけな記事が多い。

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