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勇敢な日本経済論

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これからのおカネのこと

目次

○MYベストシーン

勇敢な日本経済

AIの進化でいろんな職業が消えていくでしょうね。
仕事が消えるときって、実はものすごく速い。
タイピストはワープロが登場し、パソコンが登場し必要ない職業になった。
昔は職人芸で誰にも真似できないと思っていたのに、突然消えた。
同じことがこれから山ほど起こるよ。

○金融緩和は雇用政策

金融緩和は何のためかと言うと、失業率を下げるため。
物価と失業率には高い逆相関がある。
実質金利=各目金利ー予想インフレ率
予想インフレ率が上がると実質金利は下がる。
実質金利が下がると、積極的に投資し、会社も人を採用する。

お金を刷れば物価は上がる。
出回るお金が増えれば金利が下がり、投資が増え雇用改善へ繋がる…

理論的にはそうだし、現状は失業率も下がってきてはいる。

しかし問題は失業率が下がった後のステップ。

雇用が増え、人の奪い合いによる賃金の上昇

現状、この段階に入っているという実感が残念ながらない…
残業がないと手取り20万円きつい…

雇用環境を見て、景気の流れをちゃんと把握していけるようにしたい。

○バランスシートは両側を見よ

財務省は国の借金が1000兆円を超えていて、
国民一人当たりにすれば830万円近いなんて危機感を煽ってるけど、
あれってバランスシートの右側しか見てませんよね。
負債の部の話しかしていない。

2016年公表のデータでは確かに1172兆円の負債がある。
しかし資産は680兆円も保有しており、実際の債務は492兆円

ただただ負債の部分にだけ注目していてはいけない

新聞などはインパクトのある数字を大々的に紹介してくる。

しかしその数字の本質的な部分も読み解いていく力が必要なのだと実感。
資産の部分も現金、有価証券の割合で話が変わってくるし…

○自由貿易がなぜ「お得」なのか

農業やってるあなただって消費者。
生産者としての損と、消費者の得を一回計算してみて、
比較したうえで得の方が大きい。

100%の自由化はありえない。
まだまだ交渉次第でメリットの大きさが変わってくる。

自分の立ち位置にデメリットがあり、両手を広げ喜べないとしても
メリットの部分とデメリットの部分を比較する癖は大切だと感じた。

○人口減少って問題なのか?

人口減少はせいぜい年間0.5%ぐらいしか減らない。
政府の試算でもあと40年ぐらいは9000万人をキープできる。
少子高齢化でどんどん人が減るから経済成長は難しいと言うけど、
仕組みを変えればいくらでもチャンスはある。

日本の人口減少は確定した未来。
それを前提にもっと効率のいい技術や流れを考えることが大切。

現状ではロボットや人工知能の分野。
これらの分野に助けて貰う社会の仕組みについていけるよう努力したい。
俗世からのリタイアという道も視野に入れつつ…

○総評

Bランク

今回はぐっちーさんだけではなく元内閣参事官をつとめた
高橋洋一さんとの対談本。

二人の意見はほぼ一致しているというスタンスなので読みやすい。

トランプ大統領が登場して大きく変わろうとしている日米経済。

これからの流れを掴み、資産の自己防衛を計っていきたいと強く思う一冊だった。

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この記事を書いた人

2011年から大好きなゲームから旅行に読書などを雑に記録。チラシの裏にでも書いておけな記事が多い。

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