転職市場を読み解く
○MYベストシーン
・すべての担当業務に関し、上からの指示をそのまま実行するだけでなく、その目的、各方面に及ぼす影響などを自分なりに考える。
・失敗のリスクを恐れず、新しい取り組みにチャレンジする。その試行錯誤の経験を通じ、自分の中に課題解決法の「引き出し」を増やしていく。
・失敗したことも、なるべく失敗で終わらせない。会社が許すかぎりは成功するまで続ける「成功体験」を積み上げる。
・異動、出向、海外勤務などを拒まない。成長のチャンスとして捉え、「環境変化」を積極的に経験する。
○チューニングを考える時期
早いもので新卒入社して5年目の社員になったボクなのだが、
周りの友達、同期の多くは転職を1度は経験し始めている…
しかし第二新卒というカードを握ったままのボク。
昨年の10月に異動を経験し、少し思うところがあるものの…
転職をしたいという気持ちは10%未満
しかし今の会社にずっとしがみ付く度胸はないわけで…
今年で28歳のボク。
今年、来年までが転職チャンスなのは間違いない。
今後の働き方について考えていきたいと手に取ってみた。
○転職に向き合う心理態度
転職理由など表面的な理由をきくよりも、
転職の目的や心理態度を聞くことが重要。
「転職を考えるきっかけになった理由はなにか?」よりも
「何のために仕事をしているのか?」を知ることのほうが
仕事に対する自尊心や向き合う姿勢、自分自身の仕事人生を
コントロールする主導権を自分自身が握っているのかどうか
を把握しやすいからだと言ってよいかもしれません。
働くボクにとって年収やポジションなどの条件は重要。
しかしそれら外形的な条件に依存するよりも、
自分自身が仕事人生の主導権を持って働くことができるか…
その点を頭に入れておくことは重要だと感じた。
○勢いで会社を辞めるな!
プロジェクトで異動となり、2年程で本社に戻る予定だと聞かされた。
しかし後任がいないと言われてずるずる3年目に入ってしまい転職を検討。
「評価不満型転職」の典型的事例。
望まない人事異動、納得できない人事考課。
だからあの会社に仕返ししてやるという気持ちの転職。
転職先の状態や数年後のイメージを持たないまま、
腹いせ的に同業他社だけを検討先にするなど、
転職先選びの段階で目が曇ってしまうこともあります。
自分はこれだけ仕事をしているのに評価されていない!
会社と自分の評価のズレは必ず経験することだと思う。
その度に頭では納得し、何度も飲み込んで我慢していくが、
沸点を迎えて転職を選ぶというパターン。
異動を経験したばかりのボクにも当てはまる…
しかしそういう静かな怒りに突き動かされ、
恨み節を持ちながらの転職を選ばないよう気を付けたい。
どんな会社に移っても、理不尽な評価や異動はある。
退職すると決めた以上は怒りの感情ではなく、
次のステップとしての最善の活動と選択をするようにしたい。
○専門スキル以外のポータブルスキル
今さら未経験の領域はありえない。
経験を活かしたいが転職先が見つからないという現実。
しかし経験が長ければ、キャリアが複雑化するのは当たり前です。
問題は転職先の選択基準。過去の経験と相似形の求人は少ない。
任されてきた職務範囲から選択基準を考える。
①どのような課題設定をしてきたか?
②どのうような解決策を作り、実行してきたのか?
③上司、部下等に対してどのような対人スキルを発揮したか?
転職先選びの軸を業界別ではなく、専門スキルから共通スキルへ。
どのような会社でも必要なスキルによって可能性を広げていく。
自分自身のキャリアの特殊性にばかり目を向けるのではなく、
他の仕事との共通性に目を向けることも大切なのだと感じた。
○過去の経験を生かしたいが逆効果に
これまでやってきたキャリアを生かしたい。
しかしそれが「過去の待遇水準をキープ」「同一レベルの努力」と同義語となる場合、
激しい競争を勝ち抜くにはパワー不足になる可能性がかわめて高い。勝ち抜く人の共通点
①過去の経験は負債。過去を超えるキャリアをつくる思考
②謙虚に学び、大胆に行動するバランス型
③自分の本当に大切なものを絞り込む勇気
①は経験を資産ではなく負債と捉える思考。
使える経験だけをベースに過去の自分を超えようとする姿勢。
②は年齢にいとわず別世界でも謙虚に物おじせずにやりきる。
インプットは謙虚に、アウトプットは大胆にという姿勢。
③はいざ転職を決断した際に諦める部分、譲れない部分を見極める。
どれもこれも全部守りたいという思いを捨てないと
いざ転職となったときに身動きが取れなくなる。
本当に譲れない部分を意識することが大切なのだと感じた。
○総評
Aランク
まだ転職市場に参入するつもりはないが、
これからの働き方について大いに考えさせられた。
ボクは雇われる側としての視点があるように、
企業側には雇う側の視点がある。
今の自分が提供できるスキルはなんなのか考えていきたいと思う。
またどんな会社に転職しても希望条件100%なんてありえない。
転職するにしてもそれが大前提なのだという事を頭に入れ、
独りよがりな転職活動をしてしまう事態は避けるようにしたい。
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