悲惨な過去を忘れてはいけない…
目次
○MYベストシーン
「安楽死」の口実のもと、
無抵抗の人間十万人以上を殺害しおおせた。
ナチス政権で行われた負の遺産の施設を細かく紹介。
強制・絶滅収容所の中でも有名な18の施設で、
行われてきた過酷な日々が詳細に説明されている。
かなりの文章量であり、ドイツの収容所関係のウィキ情報はこの本から。
流石、6500円もする本は違うね( ´∀`)bグッ!
僕は訪れる予定の強制収容所を重点的に読みましたが、
ナチス政権が発足後、約二ヶ月でゲットー開始していたとは…
過酷な労働環境に満足しきれない食事量…
そして過激な囚人への虐待…
特に「ブランコ」とよばれる虐待方法は印象残りまくり。
ヒキガエル、杭打ちなどもエゲツネェ…「
そしてそれぞれの収容所ごとに行われた人体実験の数々。
チフスに関する実験では、感染したシラミをすり潰したものを人体に注射する…
常時、培養人体を用意していたとか「人間モルモット」な状態…
訪れる予定のダッハウ強制収容所でも気圧や冷却実験、
人間の限界を計るための実験は過酷すぎる…
十二年間で記録の残っているだけで550万人が拘留。
うちに450万人がその場で死亡する。
本当におそろしい数字なのにコレもまだ氷山の一角。
記録されていない人達が大多数もまだ存在しているというのに鳥肌が立つ。
戦慄してしまう情報だらけで本当に貴重な一冊です。
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