少年の抱える孤独な記憶
目次
○MYベストシーン
今までは学校でどんなに辛くても
暖かい部屋でほっと落ち着く事ができた。
帰っても誰かがずっといて…
もう「ほっとできる時間」は365日の中で、
一瞬も無くなるのだという事だけはわかった…
○日常は引きちぎられるように唐突に終わった
羽海野チカによる3月のライオン
一巻に収録された主人公、桐山零の過去。
お世話になっている川本家、川本モモのケガから、
交通事故で家族、妹を亡くした悲しみを思い出すというシーン。
数話前に、川本ひなとのシーンとリンクしていて好きな場面です。
泣きじゃくる彼女の声を聴いていたら
閉じ込めてあった疑問が胸の中で
インクみたいに滲み出した
数話前までは泣くことを否定していた零くんも、
つい妹のことを思い出し泣いてしまう。
悲しみに向き合おうとしない。
でもそれで本当によかったのか?
川本家と交流して生まれた一つの疑問。
その疑問から生じた彼の一つの変化として印象的なシーンで好きです(^ω^)
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