成歩堂龍ノ介の冒險
○MYベストシーン
誰かを信じるコトができるか、どうか。
ボクにとって、なにが正しいか。それを決めるのは、ボク自身だ。
信じたいモノを、好きなように信じる。
そこに、誰かの事情など関係ないさ。もし裏切られたときは。
ボクの見る目がなかった。ただ、それだけのコトだよ。
○大きく変わる時代
正直、マンネリ化してきたな…
そう思っていたボクやシリーズファンにカプコンは新たな逆転シリーズを見せつけてくるッ!
成歩堂龍一の先祖、成歩堂龍ノ介
彼を主人公として、19世紀末(明治時代)の法廷を描く。
法曹界の夜明け前
まだ弁護士という存在が周りから受け入れられていない時代。
科学捜査もなく現場状況にて疑われてしまうような時代。
そんな時代での新たな逆転劇が描かれるッ!
○大きく目が泳ぐ弁護士
本シリーズの主人公、リュウノスケ。
彼は本編が始まった段階では…弁護士ではないッ!
被疑者として自らを弁護するという立場
故に初法廷ではトンチンカンな発言も(゚∀゚)
法の知識は一切なく、どうすればいいかマゴマゴして戸惑うリュウノスケ。
時代もキャラもゼロからのスタートとなるため
このムチャクチャな設定はすごく新鮮であったッ!
大ピンチな状況なのにドヤ顔かまして
ポカンとしているリュウノスケが大好きだッ(゚∀゚)!
○大きく推理をはずす迷探偵
本作の探偵パートでトラブルを持ち込みつつ調査の手助けをしてくれるのが…
あの、名探偵…シャーロックホームズであるッ!
あの小説で有名なホームズであるが本作ではとんだ迷探偵っぷりを披露するッ!
着眼点はいいけど推理の方向が少し逸れている
という残念っぷり。天下一探偵もビックリな迷探偵だ
しかしリュウノスケがその推理の方向を少し修正してあげれば名推理へと変貌ッ!
リュウノスケもノリノリで推理を披露していく演出がダサカッコ良いッ!
この二人組による探偵パートはなかなか面白かった。
一人だとポンコツ探偵だけどな(゚Д゚)
○大きな壁として立ちはだかる異国の検事
本作の検事、バロック・バンジークス
なかなか強敵で強烈なキャラクターであった。
シリーズ通して「真実を第一に考える」タイプで協力的な部分はあったものの
時代設定において科学捜査が未発展のため弁護側は苦しい場面が多々あった。
本作では彼の素性等は謎に包まれたままであったが続編で再開するのが楽しみな検事だ。
○大きな信条を持つ刑事
そして次回作で是非とも再開したいキャラが一人…
カンペキな捜査を信条とする細長 悟刑事。
クールな見た目とは裏腹に熱くなりやすいナイスキャラだった(゚∀゚)!
彼の活躍は一章と二章だけであったが次回作での続投を望んでいるッ!
○大きな絶望感が薄れていく有罪の言葉
それではひと通りキャラを褒めたのでココからは残念に感じたことを書いていくとする。
良識ある6名の陪審員も裁判に参加
そう、本作は陪審員制度を扱っている。
故に法のプロではない彼らは感情的な部分ですぐ有罪判決へ天秤を傾ける
そしてその後、弁護側から陪審員へ語り掛ける最終弁論が発生するのだが…
最終弁論パートはウンザリしてくる(‘A`)
なんか有罪という言葉を軽々しくみんな使ってくる。
そして最終弁論で覆せば最終的に有罪で纏まった意見をもみ消せる…
なんというか有罪という言葉の重みが欠けている気がした。
そして陪審員の中に事件の手がかりを握っている人が多すぎる。
そうしないと最終弁論がなり立たないのは分かっているッ!
つっこむのはヤボなことだというのも分かっているッ!
でもなんだかなーと思ってしまうのだ。
○大きな不幸による事件概要の数々
本作の事件はどれも手ごわいモノが多く、面白かった。
しかし真相が明らかになってみると不幸な事故というものが多かった。
正直、真犯人を追い詰めてやったという気持ちよさがなかった。
最近の逆転シリーズはこういうのばかりである。
もっと悪人を追い詰める感じがあればと思うのだ。
○総評
成歩堂!このオレよりもキサマを信じているヤツがいるか?
オレに、任せろ!キサマは…ただ、オレを信じていればいい。
Aランク
1,2セットで買ったため本作が微妙だったらどうしようと思ったが…
杞憂だった(゚∀゚)
新たな逆転シリーズの始動として楽しくプレイできたッ!
しかし本作は大きな謎を残したまま終わってしまう。
完全に続編で回収しようとしている伏線が沢山あるのだ。
本作では深い闇への入り口を見たという具合。
続編でどのように回収していくのか楽しみであるッ!
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