この国を頂戴する
○MYベストシーン
これは極めて理不尽なゲーム…
勝機は、ほぼないに等しい。逆転の鍵は、絆の記憶…
仲間と掴んだ…起死回生の真実…
○ナンバリング作はすべて遊んでいます
僕の好きなシリーズベスト10にランクインしている「ペルソナ」
度重なる延期に何度も意気消沈していたが
ついにペルソナ20周年の2016年9月に発売ッ!
もうどんだけ待たせるねんッ!
もうどうでもいいよッ(怒)!
そんなことを言いたくなっていたボクであったが
遊んでみて思ったことはただひとつ…
待ったかいがありました(゚∀゚)
○反逆の意思
ペルソナ3、4の主人公はとにかくリア充感がすごかった。
部活に入り、委員会に参加し、学校行事にも積極的だった。
学園生活をとにかく満喫していたッ!
(ほんとリア充学生は爆発しろ)
しかし本作の主人公…
前科持ちの保護観察中という不憫な子。
転校してもガチクズな大人によって
その事実が広まりまったく迎え入れて貰えない…
転校初日から高校デビュー失敗という不憫な主人公なのだ…
お前の中のもう一人のお前が叫んでいる
もう我慢しないと…!
類は友を呼ぶ
居場所を失った少年の元には
同じように居場所を奪われた者達が集う。
腫れ物扱いされている少年少女達による反逆の意思
これまでのシリーズとは違う境遇のキャラ達が集うので
シリーズ作品なのになかなか新鮮な気持ちでプレイできる。
(2のたっちゃんもグレてたけど…)
○ガチクズな大人を改心させる
本作のテイザー映像を見てゲンナリした怪盗要素
今度のペルソナは怪盗団ごっこってwww
もはや別タイトルでやれよアトラスwww
そんなことを思っていたんだが…
怪盗団…最高であったッ!
貴様は「腐った芸術家」じゃない!
芸術家の皮を被った、世にも卑しい悪鬼外道だ!
本作はとにかくガチクズな大人達が立ちはだかる
ひぐらしの圭一なら1500秒掛からずに闇討ちするレベルの大人達
そんな大人達の悪しき心を奪いさる
ガチクズな大人を成敗できることにスカっとするし、
予告状を叩きつけるという演出には心踊った。
大人に頼ることができないからこそ自分達が世を正す
怪盗団…最高だッ!
○意外な人々との絆
本作から名称がコミュからコープへ変更となったイベント要素。
ペルソナ4はナナコのイベント目当てで遊んだくらい
好きな要素だったが前作まではあくまでサブイベント要素。
しかし本作はサブどころではないと思う。
今は「仕事」に集中したまえ。
そういう時期だ。君はもう、演説の達人だよ。
絆を深めることによって特殊なクスリや武器を売ってくれたり
特殊な戦略、会話術などを学べ攻略が楽になる。
怪盗団にとって影の協力者となってくれるのだ。
主人公が世間を騒がす怪盗だとは知らずに強力してくれるが
終盤ではコープ相手達が鍵となる演出があり感動した。
2週目は絶対にコープコンプして最高の演出でクライマックスを迎えたい。
○面白いギミックによるダンジョン
本作のメインダンジョン数は少ない。
しかしどのダンジョンもテーマがしっかりしており
ギミックもテーマに合っていて素晴しかった。
そしてシンフォニアのようなめんどくさい仕掛けも少なく
絶妙なバランスを保っていたと言わざるを得ないッ!
ただし数が少ない故に…めっちゃ長いので注意。
どっしりと腰を据えて後略する覚悟が必要。
ムジュラの仮面とどっこいに重い…
○総評
真実がどんだけ辛くても、
変えることを諦めちまったら終わりなんだ!
ワガハイだけじゃねぇ、ここにいる全員がそうだ…
Sランク
また最高の作品に80Hを費やしてしまった
(2週目が確定しているので100Hオーバー確定)
ペルソナ4という高いハードルがあったため
今作は良作程度では評価されないと思っていたが…杞憂だった。
20周年に相応しい最高傑作であった
シナリオ、演出、ゲーム性…すべての面で最高であった。
負けて死ぬのが、ほんとの死じゃない。
ほんとの死は、前の自分に戻ること。
そして過酷な環境で紡ぐ仲間達、協力者達との絆…
ボクの大好きな要素が相俟って評価を高くせざるを得ないッ!
遊ぶ前は不安だったが全てが杞憂
最高の一作でしたッ!
今年のゲームベスト5では確実にノミネートするだろう。
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